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掃除を時短したい。でも、こまめにする余裕がない
掃除は、こまめに?まとめて?
掃除にかける時間を、もう少し減らせないかな。そんなふうに思うことはありませんか。忙しい日が続けば、毎日こまめに掃除する余裕がないこともあります。反対に、時間のある日にまとめて掃除する方が気持ちよく片づく人もいるでしょう。
汚れの種類によっては、付着したまま時間が経つと落としにくくなるものがあります。そうした汚れは、軽いうちに掃除しておくことで、あとで落とす手間を抑えられる場合があります。でも、「こまめに掃除すること」そのものが負担になってしまうなら、無理に回数を増やす必要はありません。
この記事では、掃除の時短を考えるとき、掃除の頻度だけでなく、自分が掃除するとき、どこに時間や手間がかかっているのかを見ていきます。
掃除を速くする前に、ひとつ減らしてみる
掃除機をもっと速くかける。手早く拭く。効率のよい洗剤を選ぶ。掃除の時短というと、そんな方法を思い浮かべるかもしれません。
でも、掃除そのものを速くする前に、掃除の途中でしている動作を見てみると、意外なところに手間が隠れていることがあります。物をよける。掃除道具を取りに行く。重たいものを動かす。掃除が終わったら元に戻す。
ひとつひとつは小さな動作でも、何度も繰り返していれば、それなりの負担になります。
一回の手間は小さくても、毎日繰り返されると大きな手間になる。
だからこそ、「もっと早く掃除しよう」ではなく、「この動きをひとつ減らせないかな」と考えてみる。そこから掃除の時短が始まることもあります。

生活導線の「小さな引っかかり」は、掃除にもある
前の記事では、生活導線を大きな家事動線だけではなく、毎日の小さな動きのつながりとして考えました。掃除も同じように見ることができます。
掃除機をかけるたびに、何かをよけている。雑巾を取りに行くために、別の場所まで移動している。掃除しようと思った場所に、物が置かれている。
「掃除が嫌いだから面倒」と思っていたことも、もしかすると、掃除そのものより、その前後にある小さな動作が負担になっているのかもしれません。掃除を時短する方法を探すときも、まずは自分の暮らしの中にある「ちょっとした引っかかり」を眺めてみる。そんなところから始めてもよさそうです。
掃除を小さくする、4つの考え方
汚れる前なら、掃除はもっと小さくできる
汚れの種類によっては、時間が経つほど落としにくくなるものがあります。そうした場所は、軽いうちに少しだけ手を入れておくことで、あとで大がかりな掃除をしなくてすむ場合があります。
たとえば、洗面台を使ったあとに気になる水滴を拭く。目についた髪の毛を、その場で取り除く。何かをこぼしたら、気づいたときに拭いておく。こうした小さな掃除は、毎日必ずしなければならないという意味ではありません。
できるときに少し手を入れておくことで、後の掃除が楽になる場合がある、という考え方です。毎日こまめに掃除する余裕がないなら、無理に習慣を増やさなくても大丈夫。自分が負担に感じない範囲で、「今なら少しできそう」と思えるところだけ拾ってみるのもよいでしょう。
「ついで」にできることは、掃除の時間にしない
掃除のために、わざわざまとまった時間をつくるのが難しいこともあります。そんなときは、「掃除の時間」を別に用意しない方法があります。
洗面所を使ったあとに、気になったところをひと拭きする。物を片づけるついでに、その周りを少し見る。別の用事でその場所を通ったときに、目についたゴミを拾う。掃除をしようと構えると重たく感じることでも、何かのついでなら、ほんの少し手を動かしやすくなるかもしれません。
ただ、「ついで掃除を増やさなければ」と考え始めると、また負担になります。できそうなときだけ、気になったところを少し。そんなくらいの距離感でも十分です。
「汚れない工夫」も、立派な掃除の時短
掃除の時間を短くするだけでなく、そもそも汚れにくい状態にしておくことも、掃除の手間を減らす方法です。
汚れがつきにくい置き方を考えたり、汚れやすい場所に対策をしたりすることで、掃除が必要になる場面を減らすことができます。ここで大切なのは、「汚さないように気をつけましょう」と自分に注意を増やすことではありません。
気をつけ続けなくても少し楽になるように、暮らしの形を見直してみることです。「どうすれば汚れないようにできるかな」と考えてみるだけでも、掃除そのものとは違った時短の方法が見えてくるかもしれません。
掃除の「ちょっと面倒」を見つけてみる
わが家でしている工夫のひとつに、コマの付いたトレーがあります。脱衣所は、髪の毛や衣類から出るほこりなどがたまりやすい場所。そこに除湿器などの重たいものを置いていると、掃除機をかけるたびに動かすことが少し面倒です。
そこで、コマの付いたトレーに乗せています。掃除機をかけるときは、横へ移動。掃除が終われば、元の場所へ戻します。

大きな工夫ではありません。でも、「重たいものを持ち上げる」という動作がなくなるだけで、掃除の動きは少し変わります。掃除の時短は、掃除を速くすることだけではありません。今の暮らしで繰り返している「ちょっと面倒」を見つけて、動かしやすくすることも、そのひとつです。
暮らしが変われば、掃除の仕組みも変えていい
「前はこれでよかった」が、変わることもある
暮らしは、ずっと同じではありません。新しい物が増えることもあれば、季節によって使う物が変わることもあります。生活の仕方が変わって、以前とは違う動きが増えることもあるでしょう。
すると、前は何も気にならなかった場所が、いつの間にか掃除しにくくなっていることがあります。
「前はこれで掃除できていたのに、最近ちょっと面倒だな」と感じたら、自分が怠けていると考える前に、暮らしの変化に掃除の仕組みがまだ追いついていないだけかもしれません。物が増えたから悪い、生活が変わったからいけない、ということではありません。暮らしが変われば、今まで使っていた仕組みが少し合わなくなることも、自然なことなのだと思います。

掃除の仕組みも、ときどき見直してみる
「最近、ここだけ掃除しにくいな」と思う場所があれば、その場所で何が少し面倒になっているのか、眺めてみるのもよさそうです。
物の置き場所を少し変える。動かしやすい方法を考える。掃除道具を取りやすい場所に移す。今まで何となく続けてきたやり方を、ほんの少し変えてみる。
そんな小さな変更で、掃除のときに感じていた面倒が軽くなることもあります。一度決めた掃除の仕組みを、ずっと守り続けなくても大丈夫。今の暮らしに合わなくなったら、そのときの暮らしに合わせて、また少し変えていいのです。
「どこがちょっと面倒?」から始めてみる
できることより、引っかかるところを探してみる
ここまで紹介したことを、全部取り入れる必要はありません。できそうなことを一つ試してもいいし、今までやったことのない方法を一つだけ試してみるのもよさそうです。
特に思いつかなければ、いつもの掃除をしながら、「私は、掃除のどこでちょっと引っかかっているんだろう?」と眺めてみてください。物をよけるところかもしれません。道具を取りに行くところかもしれません。汚れが落ちにくくなってから掃除しているところかもしれません。
見つかったら、すぐに変えなくても大丈夫です。自分の暮らしに合いそうなら、少しだけ変えてみる。そのくらいのところから、掃除とのつき合い方を見直してみてもよいでしょう。
掃除を頑張るより、楽になる形をつくる

掃除の時短は、掃除を速くすることだけではありません。汚れる前に少し手を入れる。「ついで」にできることを取り入れる。汚れない工夫をする。そして、掃除をするときに繰り返している小さな手間を減らしてみる。
暮らしが変われば、掃除の仕組みを見直してもいい。今の自分に合う方法を、その都度選んでもいい。
掃除をもっと頑張るためではなく、掃除が重たくなりすぎないようにするために。そんなふうに自分の暮らしを眺めてみることも、掃除の時短につながるのかもしれません。

