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やりたいことリストとは?書き出すことで得られるメリット
「いつか行ってみたい場所がある」「前から気になっていることを始めてみたい」。そんな気持ちがあっても、毎日の暮らしに追われているうちに、いつの間にか忘れてしまうことはありませんか。
やりたいことリストは、心に浮かんだ興味や願いを、言葉にして書き留めておくものです。大きな目標を掲げる必要はありません。行ってみたい場所や食べてみたいもの、暮らしの中で試してみたいことなど、日常の小さな楽しみも立派な項目です。
きれいにまとめたり、実現する順番を決めたりしなくても大丈夫。まずは、自分がどんなことに心を動かされるのか、気軽に書き出してみましょう。
やるべきことと、やりたいことを分けて考える
毎日の生活には、買い物や掃除、仕事の予定など、やらなければならないことがたくさんあります。忘れないように予定を書き留めることも、暮らしを整えるためには大切です。
一方、やりたいことリストに書くのは、必ずしも今すぐ取り組む必要のないことです。「あの喫茶店に行ってみたい」「好きな作家の本を読んでみたい」「部屋に花を飾ってみたい」。そんな、自分の気持ちから生まれた願いを集めます。
やるべきことを管理するリストとは違い、やりたいことリストには、期限も優先順位も必要ありません。すぐに実現できることも、いつになるかわからないことも、同じように並べておけます。
義務をこなすためのリストではなく、これからの暮らしに楽しみを見つけるためのリスト。そう考えると、書くことへのハードルも少し下がるのではないでしょうか。
書き出すことで、自分の興味や関心が見えてくる
頭の中で「いつかやってみたい」と思っているだけでは、ほかの情報や日々の用事に紛れてしまいがちです。書き留めておけば、忘れずに残しておけます。
また、いくつかの願いを書き並べてみると、自分が何に興味を持っているのか、どんな時間を過ごしたいのかが見えてくることもあります。
たとえば、行きたい場所を挙げているうちに、建物を見て歩くことが好きだと気づくかもしれません。暮らしの中で試したいことを書いてみたら、部屋を心地よく整えることに関心が向いているとわかることもあるでしょう。

リストは、自分の気持ちを決めつけるためのものではありません。今の自分が何を楽しみにしているのかを、そっと確かめる手がかりになります。
やりたいことリストの作り方|気軽に始める3つのステップ
やりたいことリストを作るために、特別なノートや道具を用意する必要はありません。手帳でも、ノートでも、スマートフォンのメモでも、自分が使いやすいもので十分です。
大切なのは、最初から立派なリストを完成させようとしないこと。思いついたことを少しずつ書き足せるように、気軽に始めてみましょう。
ステップ1:小さな「やってみたい」から書き始める
まずは、最近気になっていることや、以前から心に残っていることを思い浮かべてみます。
たとえば、次のようなことです。
- 気になっていたパン屋さんに行く
- 読みたかった本を一冊読む
- 季節の花を部屋に飾る
- いつもと違う道を散歩する
- 家でゆっくり映画を楽しむ
- 行ったことのない図書館を訪ねる
どれも、暮らしの中で実現できそうな小さなことばかりです。大きな夢や、人生を変えるような目標を無理に考える必要はありません。
「こんなことを書いてもいいのかな」と迷ったら、書いておきましょう。ほかの人に見せるためのリストではないので、立派な内容にする必要もありません。
すぐに思いつかなければ、無理に数を増やさず、ひとつだけ書いて終わりにしても大丈夫です。暮らしの中で心が動いたときに、また書き足せばよいのです。

ステップ2:カテゴリーに分けて考えてみる
何を書けばよいのかわからないときは、テーマをいくつかに分けて考える方法があります。ひとつの方向からだけ考えるよりも、思い浮かぶことが増えるかもしれません。
たとえば、次のようなカテゴリーを用意してみましょう。
- 趣味:始めてみたいこと、深めたいこと
- 行きたい場所:旅行先、近所のお店、図書館や美術館
- 暮らし:試してみたい家事の工夫、整えたい場所
- 学び:読んでみたい本、身につけたい知識
- 買い物:いつか迎えたい道具、長く使いたいもの
- 人との時間:会いたい人、一緒に楽しみたいこと
すべてのカテゴリーを埋める必要はありません。興味が向かないものは、そのまま空欄にしておきましょう。今は思いつかなくても、暮らしや気持ちの変化とともに、書きたいことが出てくるかもしれません。
カテゴリーは、願いを分類するためだけでなく、忘れていた興味を思い出すためにも役立ちます。ひとつの項目を書いたことをきっかけに、別の「やってみたい」が浮かんでくることもあるでしょう。
ステップ3:思い浮かべやすい言葉で具体的に書く
やりたいことは、あとから見返したときに、どんなことを思い描いていたのかわかるように書いておくと便利です。
たとえば、「旅行に行く」だけでなく、「海の見える町で一泊する」と書けば、行きたい場所や過ごしたい時間を想像しやすくなります。「読書をする」なら、「気になっていた作家の本を読む」としてもよいでしょう。
ただし、具体的に書こうとして、細かな計画まで決める必要はありません。行き先や日程が決まっていなければ、「いつか古い町並みを歩いてみたい」といった書き方でも十分です。
自分が読んだときに、楽しみな気持ちを思い出せること。それを目安に、無理のない言葉で書き留めてみましょう。
やりたいことリストを暮らしに生かすコツ
リストを書き終えたら、すぐに実行計画を立てなければならない、というわけではありません。書いたあとの付き合い方も、自分に合う方法を選んでみましょう。
思いついたときに書き足し、気が向いたら見返す
やりたいことは、一度書き出したら終わりではありません。暮らしの中で新しい興味が生まれたら、そのつど書き足していけばよいのです。
テレビや本で見かけた場所、誰かとの会話で知ったこと、ふと目に留まった道具。何かに心が動いたときは、忘れないうちにメモしておきましょう。

反対に、以前は楽しみにしていたけれど、今はそれほど興味がなくなったものがあっても構いません。気持ちが変わることは自然なことです。残しておいても、消しても、どちらでもよいのです。
定期的に見返す日を決めてもよいですし、ふと思い出したときに開くのでも十分です。リストを見返すと、以前から楽しみにしていたことを思い出せます。新たにやってみたいことが見つかることもあるでしょう。
新しい情報に流されず、自分の楽しみを確かめる
日々の暮らしには、新しい商品や話題、誰かのおすすめなど、気になる情報が次々と入ってきます。見ているうちに、あれも欲しい、これも試してみたいと、興味が移っていくこともあるでしょう。
そんなとき、やりたいことリストを見返してみると、自分が以前から楽しみにしていたことを思い出すきっかけになります。
たとえば、インテリア用品を買おうか迷ったとき。新しく見つけたものだけでなく、以前から欲しいと思っていたものもリストで確かめてみます。比べてみることで、今の自分が本当に楽しみにしているのはどちらなのか、考えやすくなるかもしれません。
もちろん、新しい興味を選んでも構いません。リストは、新しいものを遠ざけるためのものではなく、自分の気持ちを確かめるための手がかりです。周りの情報に目を向けながらも、自分が何を楽しみにしていたのかを思い出せる場所があると、選ぶときの助けになります。
すべてを実現しなくても、リストを楽しんでいい
やりたいことリストを作ると、書いた項目をひとつずつ実現しなければならないように感じるかもしれません。しかし、リストは達成できた数を競うものではありません。
予定や体調、気持ちの変化によって、実現する時期が先になったり、やらないことに決めたりしても大丈夫です。期限を設けなくても、順番を決めなくても構いません。
リストを開いて、これから楽しめそうなことを眺める。それだけで、少し先の暮らしに期待が生まれることもあります。まだ実現していないことが残っていても、それは失敗ではありません。
書き出した願いの中から、今の自分に合うものをひとつ選んでみる。あるいは、今日は選ばず、眺めるだけにする。どちらも、リストとの自然な付き合い方です。
やりたいことリストで、これからの楽しみを見つけよう
やりたいことリストの作り方に、決まった正解はありません。ノートに書いても、スマートフォンにメモしても、カテゴリーごとに分けても、思いついた順に並べてもよいのです。
大切なのは、立派なリストを完成させることよりも、自分の「やってみたい」という気持ちを置いておける場所を作ること。

毎日の暮らしの中で、心に浮かんだ小さな願いを書き留めてみませんか。いつか実現する楽しみも、リストを眺める時間も、これからの暮らしにちいさな余白を生んでくれるはずです。
